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For Every Dog すべての犬のために [every dog has a story...]

ご訪問、ありがとうございます[揺れるハート]

更新が滞っておりました[ふらふら]

今月はなんだか(いつもだけど)バタバタと過ぎてってます。

その話は、ひとつ前の記事に書きましたのでよかったらどうぞ。


さてさて、今日は、今年のパフィーズのカレンダーのキーワード、「わんこの多様性」について書こうとしているんですが... (カレンダー締切、一応、今月31日木曜日です!

私の中でもまだ整理しきれていないので、どうぶつ福祉に興味のある方だけ、お読みください。



このきっかけは、あるお友達から、「デザイナーミックス」のことを聞いたこと。

それより前に、私自身、月ちゃんと歩いていて、とてもびっくりな体験をしていたんです。

その人:「わあ~♡ この子(月ちゃん)、ヨーロッパかどこかの犬種ですか?」

ワタシ:「いいえ、ミックスです」

その人:「うちもミックスなんですよ、xx と △△ の。この子(月ちゃん)は?」

ワタシ:「全然わかりません。ノラちゃんだったので」

その人:「なんだぁ、じゃあただの雑種ですね」

若い男の人でした。


最初はただ、「なんという失礼な人[ちっ(怒った顔)]」としか思わなかったんですが、なんとなくずっと引っかかっていて、その後ミックス犬にまつわることの情報がなんとはなしに集まってきていたんです。

で、この人は、「デザイナーミックス」なる、いわばミックスにブランド化を持ち込んだ商業主義の影響を受けているんだということが、後からわかりまして。

だいたい、私にとっては、ワンコとかにゃんこ含め、「ペット」となっている生きものというのは、「自然界の不思議さや素晴らしさと人間をつないでくれるもの」という位置にありまして。

そうではない、いわばブランドのバッグを持っているような感覚で犬種を選んでいる人がいるなんてことも、あまり実感として感じられないほどだったのです。



ここで、誤解のないように今一度書いておきますが、私は、犬種に関わらず、今すでにこの世に生まれているすべてのわんこ、そしてそんなわんこを愛する飼い主さんみなさんに愛を持っているつもりです。

だからこれから書くことは、私たち飼い主の行動に左右されて不幸な子が生まれないように、ってことです。

時々、「うちはブリーダー/ペットショップ/インターネットで買ったから... 怒られちゃうかな」とか遠慮がちに言われる方がいます。

私が保護活動を応援していることをご存知だからですが、だからと言って私がその子や飼い主さんにいい印象を持たないかというと、これまた不思議だけど違うんですよね。

例えばカレンダーに募集いただいた写真からでも伝わる、わんこと飼い主さんの間にゆるぎない愛情を見る時、どの子も、どの飼い主さんも、やっぱりかわいい&素敵、と本当にそう思います。

それに私だって、20年前にパフィーをブリーダーさんから「買った」のですから。

ただ今の私は、いろいろなことを知り、自分はどう行動したら犬という種の福祉に貢献できるのか、自分なりに勉強し続けるつもりです。

そして、できれば、保護犬を迎えるという選択肢をもっと多くの人が考えること、そして、犬種にこだわらないなら、ミックスでも、それまで気にしなかった犬種でも、ピンとくる「個体」を探してみてほしいな、ということなんです。

そして犬種にこだわる方も、純犬種というものの背負っている負荷を、理解しておく必要はあるということです。

そこのところ、誤解しないで読んでいただきたいのです。

これは、これからの、犬を愛する私たちがどうしていくことが、犬を幸せにするか、というおお~きな枠組みの話です。

そして、私たちが「犬」の捉え方を大きく変えた時、きっと犬にとっての人間社会は、より良いものになるはずなのです。



人間の犬種へのこだわりと商業主義のむすびつきが、わんこを不幸にしてると、私はここでも何度か書いてきました。

そして、自分が応援しようとしていた「ミックス」犬でも「ブランド」となる純犬種同士のかけあわせが商業化してきたことを、とても残念に思います("I've done a lot of damage, says creator of the first designer dog", One Green Planet, www.onegreenplanet.org)。

このデザイナーミックスへのこだわりにより、雑種のわんこの無理な繁殖が増えたことで今、「ミックスの方が生まれながらの疾患を持ってることが多い」というような印象を持つ人が出てきているようだからです。

でも、それはミックスだから、ではありません。(下記、雑種と純犬種の健康問題の比較を2万頭に対して行った実験結果があります)。

根本的な問題として、「人気の」純犬種を繁殖する場合には似たようなことが行われてきて、今に至っているであろうことを、知っておかなければならないと思います。

つまり、何か特定の犬種(ミックスの場合組み合わせ)に人気が出てくる → 需要が増える(みんなが欲しがる) → それを生業としている人は供給を増やそうとする → 無理な繁殖(代表例は近親交配)につながる、という図が生まれます。

そしてそこに、健康・福祉の問題が発生しているということも、以前から言われていますが、なぜかそれは一般的な話ではなくパピーミルなど特別な場合のみだという風な認識が広く蔓延しています。

でもパピーミルほどではなくても、これは特別な話でも何でもなく、すでに今いる犬(月ちゃんも含まれるかもしれません)は、無理な繁殖の影響を十分に受けています。

どんなに良心的なブリーダーから迎えたとしても、特に、根本的に無理・不自然な形態の犬種の場合、または色や大きさをコントロールする場合、すべてではないにしても、やっぱり、同じような健康・福祉上のリスクはあると考えなくてはならないようです(*)。

*参考資料:オーストラリアの研究:「人工繁殖が犬の福祉に与える問題の現実的な解決策」:McGreevy, P. D. and Nicholas, F. W. (1999) "Some practical solutions to welfare problems in dog breeding", Animal Welfare, 8, pp. 329-341.



いろいろな研究の中で、雑種そのものは、純犬種より寿命が長い、健康問題がより少ない、精神面での緊張により耐えられる、というような結果も存在していて...(例えば:アメリカの2万頭以上の犬を対象にした実験:Petronek, G., et. al. (1996) "Comparative Longevity of Pet Dogs and Humans: Implications for Gerontology Research", the Journals of Gerontology: Series A, 52A:3, pp. B171-B178.)

まあそれは賛否両論まだ存在しているのですが、でも単純に、「ミックス」をひとくくりにし、「健康問題がひどい」と言ってしまうのは危険です。




私が雑種の犬全体と、保護犬を里親に迎えることを応援・推進しているのは、単に殺処分に反対とか、お家のない子がいるからとか、そういうレベルではありません。

もっと根本的に、現代の犬たちが直面する健康・福祉上の問題の根本が、私たち飼い主あるいは消費者の動向にあるからです。

つまり、よりゆるやかに犬という「種」を捉え、犬をどうぶつとして見た時、無理な繁殖をしなければ生まれないような「姿形」の無理なコントロールは必要なくなり、犬ももっともっと自然に近い繁殖ができ、幸せに、健康になれるからです。

それはひいては、犬との楽しい暮らしを夢見る私たち飼い主の幸せにもつながると私は信じています。

多くの場合、「こんな犬種が好き」というのは、見かけの問題より、性格的な兆候や運動量にあると思うからです。

忘れないでください。犬種のスタンダードは、どんなに犬の健康や精神、福祉を考慮するように改善されてきたとしても、最終的には「外見」のスタンダードです。

外見がXX種という種類でなかったとしても、性格や運動量、大きさが似た子はいっぱいいます。

そうして一緒に暮らしているときっと、その子にありとあらゆる犬種との共通した輝きを見つけるはずです。

それが、いきものへの愛であり、その同じ輝きをあらゆる命に見つけられることが、犬が私たちに教えてくれる最大の喜びのひとつだと、私は確信しています。




犬の幸せのために、結局自分は犬に何を求めるのか、今私たちはよーく自問し、選択肢をもっとフレキシブルにする必要があります。

いろんな犬がいて、自分のパートナーとしてふさわしい子が、きっといるはずなのです。



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もっともっと視野をオープンに。

これが、Every dog has a story to tell という表現の、根本にあります。

すべての犬にスト―リーがある。

犬種でなく。

血統でなく。

どこで「買った」ではなく。

その個体それぞれ、その命それぞれが、みーんな同じくらい大切だからです。

「多様」だけど、「同じ」なのです。

もちろんもう、犬を愛する方々は、こんなことはご承知のことですが。



この「デザイナーミックス」の一件以来、そのことが頭を離れず、ついまた以前の本などを引っ張り出していたところ...

手に取ってたのはこれら。



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ホリスティックの本とともに、大好きなコンラート・ローレンツ(ノーベル賞受賞者の動物行動学者)の本。

(*欧米のホリスティックの本には、かなりの確率で環境上のこと、社会上の影響、さらにどうぶつの福祉についても言及があり、人工繁殖の影響が書いてあります。)

特に、この、「人イヌに会う」という本は、昔の本なので科学的には今は正しくないとされる情報も入っていますが、「みんながこういう風に犬を見てあげたら、犬たちはもっともっと幸せになれるだろうな」と思うことがたくさん書いてあります。

この本の中で好きな文、他にもあって紹介しようと思いますが、まずは私が一番好きな文...

「心からの自然の愛好者にとって、その熱意と尊敬を最高にかきたてる生き物(*)の世界の特質は、生物がくりひろげるつきることのない多様さや、自然がつくりだす基本的には異質だが、なお完全に調和したさまざまなあらわれ方である」。(コンラート・ローレンツ『人イヌにあう』 (2009年、早川書房))p. 256
*このコンテクストでは、犬・猫を指しています。



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私にとって、パフィーズとは、犬のためのオーガニックのサプリメントとは、犬と飼い主さんの幸せを応援するためのものです。

すべての犬(every dog)が、犬種・血統・出処に関係なく尊厳を持って扱われるとき、わんこはもっと幸せに、健康になっているでしょう。

無理な繁殖も、過剰な薬品投与も、粗悪なフードからも解放され、健康になった彼らにもうサプリメントなど必要なくなるとしたら、ナルトさんとも話してましたが、それは私たちにとって本望です。

これは空元気でもなんでもなく(笑)、私たちはきっと、その時にはほかにやるべきことをまた見つけているのだろうと思います。

そんな時がほんとに来たら、です。

そしてそれは、行政でもなく、ペットショップでもブリーダーでもなく、私たち「消費者」が変わることでしか生まれない構図です。



今年のカレンダーのキーワードである「わんこの多様性」、つまり、いろいろなわんこがいること、そして一つの種でありみな同じ命であること、という意味も込めています。

カレンダーのお写真、引き続き募集してまして(こちら)、利益はすべて保護団体へ寄付をしたいと思っています。

一応、締め切りは7月31日としてましたが、まだまだ集まっていません。

ちなみに、条件が難しいと感じられた方、「お洋服を着てないもの」うんぬんは、3枚のうち1枚そういうのがあればなお素敵、という意味です(笑)。

お気に入りのものがあったら、どうぞ送ってください。背景がスッキリでなくても、ある程度のものであればそれなりに(スタッフが)加工するので大丈夫(笑)。

みんなでこのことについて考えるためにも。



まとまらななくて、すみません。でも、このトピック、続くかも。

うまく書けなかったけど、私の気持ちが伝わりますように。



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わんこのオーガニックサプリメント♡


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ぼっこ

本当に悲しい現実が展開しています。
昔から血統書が付いている犬だからともてはやされて
どんどん加速されて来ました。
儲かりそうだからブリーダーに、ドッグフード類に商売替えする人を垣間見、飼う側が商法に載せられて右往左往してきました。
保護団体のお手伝いをするなかで命の悲しさを痛感しています。
我が家の代々のわんたちは縁あって家族になりましたから
ブランドを身に纏うようにわんを選ぶ事には命の尊厳は感じられません。目を覚まさなければ許される事ではないと感じています。
by ぼっこ (2014-07-29 10:11) 

ぽちの輔

お久しぶりです。
御訪問ありがとうございました。

ミックスと雑種は同じだと思うんですけどね、私は。
「何と何が混ざってるミックス犬です」なんて
TV番組で紹介されるのを聞くと違和感を覚えます。
確かに親の特徴が残ってて可愛いですけど、
混ざってるのなら雑種ですよ、雑種。

by ぽちの輔 (2014-07-30 07:11) 

なつママ

我が家のなつは変わった柄なのでよく犬種を聞かれます。
雑種だと答えるとあからさまにああ、なんて顔をする人もいます(笑)
どの子もかわいくて愛おしいです。
この子がそう教えてくれました。
ワン、ニャンに限らず命あるもの。
あ、虫たちはちょっと[あせあせ(飛び散る汗)]
by なつママ (2014-07-30 17:43) 

まはな

難しい事は分かりませんが。。。
この内容には賛成です・・・
ミックス=雑種=ワンコです。
生まれたからには、すべての生き物に幸せな一生を送ってほしい・・・
まはなの所は、ペットショップから来た、トイプーですが、はじめは、保護犬で、トイプーがいれば・・・と、思っていました。。。が、なかなか・・

by まはな (2014-07-31 20:34) 

Mari

☆ ぼっこさん

いつもありがとうございます。
ぼっこさんの生き物との関わり方、いつも素敵だとおもっています。
せめてペットとして一緒に暮らす生き物を商品として売るということがなくなる日が、いつか来るでしょうか。
犬にととっては犬種も血統もどうでもよいことであり、人間がそこにこだわるのをやめない限り、このサイクルは延々と続くように思えて暗い気持ちになります。
ブランドを身につけたいなら、生き物でないものでしてほしいですよね。
自分に自信があってハッピーなら、ペットの力を借りる必要もないし、目の前にいる縁のある子を幸せにしてあげたいと思えると思うのです。
癒されたいばかり、または背後にあるものを見ようとしないブランド嗜好には、生き物と暮らすのはまだ早いですね、と言いたくなるときもあります。
あら、なんか愚痴になってしまってすみません(笑)。
ぼっこさんだと甘えてしまうのはなぜでしょう(笑)。
by Mari (2014-08-13 10:48) 

Mari

☆ ぽちの輔さん

ごぶさたしております。
ご訪問ありがとうございます♪

ミックスという言葉、もともとは英語で雑種の子を「判断を入れることなく」ニュートラルに表現するための言葉だったはずなんです。
「判断を入れる」というのは、雑種は純犬種に劣るというような、人それぞれの判断です。
雑種を表現する、あまりよくない響きの言葉として Mutt という言葉があるのですが、これも今は、特に雑種の子と暮らしている人などはニュートラルに、あるいは雑種はいいでしょ~、という響きで使っていることもあります。
今純犬種と言われる子たちも、もともとは「雑種」であったことを考えると、犬種スタンダードというものは本当に罪な部分があるなあと思います。




by Mari (2014-08-14 15:37) 

Mari

☆ なっちゃんママ

そうでしょうね~、なっちゃんも!
とってもミステリアスで素敵なルックスですものね~♡
月ちゃんも、雑種というとちょっとびっくりされます。
ああ、なんて顔をする人いるんですね、悲しい人なんですね、きっと。
どうぶつと暮らすことの本当の良さがわからないのは、人生における大きな損失だと私は思います!
なっちゃんママも虫ニガテですか...
私は、昆虫って、何か人間の知らないことをたくさん知っていそうで、そこがちょっとコワイです(笑)。

by Mari (2014-08-14 15:42) 

Mari

☆ まはなさん

内容に賛同していただいて、ありがとうございます!
まはなさんも、保護犬を... と思われていたのですね~。
そう思われる方ってすごく多いのですが、実際引き取るとなるとなかなか... と言われる方が本当に多くて、そこの部分のハードルとはどんなものなのか、興味があります。
例えば、健康問題、年齢の問題、などなどなのでしょうか?
そこをクリアできるよう、みんなで一緒に考えていけたらよいなあと思います。
by Mari (2014-08-14 15:45) 

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保護犬「月ちゃん」と、保護猫「三ちゃん」の、ナチュラルライフのブログです。