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どうぶつ福祉 [every dog has a story...]

カレンダーの二次募集にお写真を送ってくださった方、ありがとうございました。

デザイン、やっぱり辛口にしてみました ↓



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まだ調整中です。



*** 今月と来月、新しい記事をお休みし、編集した過去記事をアップしています***

これは、2011年11月に、環境省が動物愛護管理法の改正のためのパブリック・コメントを募集していた時の記事です。



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この法律、「外圧」によってできた古いものであり、どうぶつを「管理」するためだけの法律であったのですが、1999年に改正され「愛護」という視点が加わりました。

さらに2005年にも改正があって、今の状態になっています。

環境省の出している一般の人向けの動物愛護管理法の概要はこちら

ただ、この「愛護」という考え方は、どうぶつに関する様々な取組が進んでいる欧米において中心概念となっている「福祉」とは少し違います。

「愛護」とは、「愛して護る」、という、人間側の都合でものごとを見ることに変わりなく、例えば、この法律の目的は、以下 ↓

「国民の間に動物を愛護する気風を招来し、生命尊重、友愛及び平和の情操の涵養に資する」(第1条)

法律の最初の方に書いてあることはその法律の基本概念を象徴していて大切なのですが、動愛法は人間の情操教育のためにある、と書いてあります。

かろうじてどうぶつ側の視点で書かれているのが第2条ですが、「動物が命あるものであることにかんがみ」とだけ記されています。





日本におけるどうぶつの取り扱いで一番変わっていく必要があるのは、この人間中心のアプローチです。

というと、「どうぶつにも権利を!」という主張と混同される場合がありますが...

哲学的な意味で、「行ったり差し控えたりすることの自由」(ホッブスの定義)という意味では、どうぶつにも権利があると考えるべきでしょう。

つまり、自然の生態を損なわない環境で恐怖や飢えなどから自由に生きる、という権利。

ただ法律の世界にどうぶつの法的な権利を持ち込むことは、動物福祉の進んだ欧米でも無理だとされています。

欧米の法律のもとでは、人間という存在が、人間社会に属しているどうぶつたちに対して「責任を持って」行動すること、彼らを扱うこと、を義務化しています。

つまり、彼らの生きる権利を損なわないように人間は責任を持って行動する、と考えてもいいと思います。

この考えが、どうぶつ福祉です。

どうぶつ福祉の考え方は、キリスト教のstewardship と言われる人間がどうぶつ達を世話する義務があるとする考え、またはどうぶつには「原罪」はないとする宗教的解釈、どうぶつを機械であるとしたデカルトに代表される還元主義への反発、さらに J. S.ミルなどが提唱した utilitarianism (功利主義)と言われる考え方などに基づいて発展してきたとされています。

力を持っているグループ(例えば大人)が、弱い存在(例えば老人や子ども)に対して道徳的・倫理的に見た時に責任ある行動をするという考え方は、普遍なものです。

ただ、ミルの言う「功利」(この場合、「福祉」の対象となる功利)を広げる対象が、どうぶつであるということですが、どこまで広げるか、ということです。

人間で区切ってしまうのか、それとも、「苦痛を感じる能力があるか」ということで区切り、動物をその対象とするのか。

どうぶつ福祉の考え方では、苦痛(恐怖も含め)を感じる存在に、不必要な苦痛を与えない。

これが、ボーダーラインとされています。



最近出た、殺処分をなくすためのいわゆる牧原プラン、環境省「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」は、これまでの日本の動きの中では画期的です。

特に4ページ目、「なぜ殺処分がなくならないのか」という図があります。



今の日本においては、牧原プランが現実的だと思います。

ただ、犬を愛している私たちは、一歩進んだところを見据え、社会をそこに引っ張っていくことができます。

今、殺処分される犬猫が年間約21万頭もいる一方で、毎日ブリーダーが犬猫を繁殖しています。

これでは保護団体が努力してもとても追いつけないというのは、簡単な算数です。



ですから欧米の意識の高い人たちがすでにしているように、それがどこからであれ、犬猫は「買う」ものではない、という文化を作る必要があるということを、ここでも書いてきました。

悪徳ブリーダーやパピーミルのせいにするのは簡単ですが、根本的な理由は、私たち「消費者」にあります。

みんなが里親になれば、殺処分は必ず減ることは、私たちみんな理解していることです。

一つは、単純に、犬猫の「商品」としての需要が減れば生産(繁殖)・供給も減るため。

二つ目は、単純に、里親として迎えられる子が増えれば、殺処分される子の数も減るため。

三つ目は、里親になるという「買う」より複雑な手続きを踏んでまで犬猫と暮らしたい人は、基本的に「終生飼養」をするタイプである可能性が高いため。




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言っていることと、やっていることを一致させる。

それが、信念というものだと私は理解しています。




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パフィーズの信念は、生体販売をしていないお店でだけ、サプリメントを取り扱っていただくということです。

これによって、ビジネス上あきらめなくてはならないことはたくさんあります。

しかしこのラインを崩すことは、「犬が『商品』と見られることで生み出される不幸な結果をたどる命のない社会」を実現したいとするパフィーズのビジョンから外れることになってしまいます。

ですからビジネスとしてはスローになってもやらない、と決めてあります。




そして同時に、やはり多くの会社がやっているように、保護団体をサポートすることは、パフィーズができた当初からずっと続けています。

これが Every Dog Project です。

ただ非常に微々たるサポートですが。




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チャリティーカレンダーは、Every Dog Project のもと、犬の保護活動をしている「しろいぬの里」へ寄付をするためのものです。

いつも寄付の金額が少ないのが、申し訳ない事です。





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パフィーズのビジョンはこちら。


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保護犬「月ちゃん」と、保護猫「三ちゃん」の、ナチュラルライフのブログです。