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新しいどうぶつ福祉法ができました [every dog has a story...]

ご訪問、ありがとうございます。

月ちゃん地方、さわやかな季節はもう終わったようで、暑くてむーん[ふらふら]とする日が続いてます。

わんこにとってこれから、あまり楽しくない季節ですね。



さて、今日は久しぶりに Every Dog のトピック。

Every Dog = "Every dog has a story to tell" (すべての犬に、語るべきストーリーがある)という、パフィーズのどうぶつ福祉プロジェクトの名前でもあります。

つまり、犬種、出処に関係なく、すべての犬に等しく幸せになって欲しい、という主旨です。

去年はこれでカレンダーを作成し、たいした額でもありませんが売上をそのまま保護団体へ寄付しました。




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どうぶつ福祉の政策、最近、加速してきたな、と感じています。

そんな折、ニュージーランド(NZ)でも、動物福祉法(Animal Welfare Act)が改訂され、動物とは "sentient being" である、という文言が盛り込まれました。

"Sentient being"、とは、「感受性のある生命体」などと訳されるのですが、どうぶつはポジティブにせよネガティブにせよ、感情を持っている存在だということです。

もともと、国のGDPの半分は動物関連の産業に由来するというNZ。

動物福祉法では動物虐待を禁じていましたが、今回、どうぶつは感情を持つと明言することで、虐待のケースで裁判での刑罰の考慮に影響するのではないか、と期待されています。

NZすごい! 

ですが、実はEUではすでに1997年からこの "sentient being" という言葉をEUの動物福祉政策の基盤としています。

「基盤としている」というのは、その考えに基づいて、特に家畜の取り扱いについては(日本よりずっと)厳しく、明確な規則がたくさんあります。

また、化粧品の動物実験も、2013年に全面禁止。

これによって日本のメーカーも新たに開発する化粧品は「基本」実験はしないと宣言したところもあります。

今回、NZの改訂でも、化粧品用の動物実験の禁止の他、代替実験の検討を強化することが求められるようになりました。

産業動物、実験動物の福祉について議論もあまりない日本と比べると、進んでいます。




伝統的には法律上、どうぶつは単なる「所有物」とされてきました。

が、今では欧米社会のスタンダードは、「感受性のある生命体」となりつつあるのです!

NZでは今後、この考え方を基盤に、「5つの自由」の原則にそったどうぶつのニーズを満たすことが求められます。




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↑ カリフォルニア時代の、自由奔放な月ちゃん。虫を捕まえたりして「自然の生態」を発揮してます(笑)。




ちなみに、わが日本では、法律上、動物をどう捉えているか。

主に愛玩動物の取り扱いの基盤となる「動物の愛護及び管理に関する法律」では、「動物が命あるものであることにかんがみ」(第2条)という文言がありますが、感受性があるか否かには言及はありません。

また、適切な飼養をしなければならないとする文言の前に、「その飼養又は保管の目的の達成に支障を及ぼさない範囲で」(第2条)といった、及び腰な(笑)表現がついてます。



これについて書くと長くなるのでセーブしつつ書きますと、日本ではまだまだ「動物福祉」という考え方は「動物の権利」の主張と混同されている気がします。

これは捕鯨論争の傷であると私は個人的には思っていますが、意図的に、どうぶつに配慮する議論をすべて、「過激だ」とか「反社会的だ」とひとくくりにしようとする社会的勢力は存在します。

そういう、all or nothing の話ではなく... 感受性のある生き物に「不必要な」痛みや苦痛(ネガティブな感情)を与えない、というのがどうぶつ福祉の考え方です。

ただ、「ではどこまでが必要でどこまでが不必要か」ということに個人差があるのと、「5つの自由」は個々のケースでどう測定するかが科学的に非常に難しいことなどで(例えば「自然の生態」は動物によって違う、など)、CO2 XXトン削減!などのようにすんなりいかないのが、この問題の難しいところです。

実は、どうぶつには生きる権利がある(殺されない権利がある)、とする考え方は、欧米でもメインストリームではありません。

もちろん、個人のレベルでは、例えば「不必要に」殺されない権利はあるだろうな、と思います。

たとえば虫が家の中に入ってきた → 意外と多くの人が何も考えず虫を「つぶす」という行為を取るのに対し、月ちゃん家では蚊以外は(!)ほとんどコップと紙で捉えて外に出す、という方法を取ります。

実はアメリカに住んでいたころ、ネズミが家にいることがわかり、「月ちゃんに病気が移ったら大変!」とパニックになりましたが、なんと、"humane trap" (人道的わな)なるものがあり。

置いていた餌につられ小さな箱に入ってきたネズミを、ナルトさんがお隣の草原に放しました。

なんとナルト家では、これしか使ったことがない、というのですから、実家の父が害虫などを「退治」していたのを見てた私には衝撃的でした。




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↑ ナルトさんがこのネズミを放した草原。ここでコヨーテも見ました。




ただ、これについて、批判的な意見もあることと思います。

アメリカだから、広いから、できた、というのは、絶対にあると思います。

ただその時に、どうぶつ福祉の考え方の浸透のレベルが、すごく違うんだな~と感じました。

ナルト家は、パパもママも、リベラルではありますが全然「過激」でもない普通のお家だからです。



また話がそれましたが、私は、どうぶつ福祉の考え方というのは、環境保護を根付かせるのに、必要な考え方だとやっぱり思っています。

「やっぱり」というのは学生時代からそれを研究の一つのテーマにしているからです。

ずっと環境保護に関わって来て思うのは、心が動かないと、本当には人は変わらない、ということですが...

人間以外の生き物も、痛みや苦痛を感じること、これを認めることもしない「環境保護」は、明りのついてないロウソクみたいなものじゃないかな、と思います。

パフィーズのカレンダーに、E.O.ウィルソン(社会生態学者)の「バイオフィリア」という言葉を入れましたが(1-2月)、生き物がもともと持っている、他の生き物へのつながりを感じる特性、これってやっぱりあると思います。

そう思うとやっぱり、「ペット」という存在を、もっと捉えなおす必要はあると思っています。




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今のように過剰なペットの商業繁殖・販売を、考え直して行くのに、例えばオリンピックはよい機会です。

今、いろいろな issue をオリンピックを機に議題にあげようとする動きがありますので、ここでも、徐々にこのトピックを考えてもらえるような記事をあげていくつもりです。

いつか、少なくとも欧米並みの(むろん完璧ではありません)、どうぶつ福祉政策ができますよう。

みなさま、一緒に声をあげていきましょう。



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コメント 2

なつママ

うーん、色々考えるきっかけになります。ありがとうございます。

なつはガムも嫌いで小さくして、と要求します(笑)
馬のアキレスをあげてたのですが、今はターキーさんのアキレスです。
やっぱり、固いものあげなきゃアゴが退化するのですね[あせあせ(飛び散る汗)]
by なつママ (2015-06-18 09:10) 

Mari

なっちゃんママ

なっちゃんもガム嫌いなんですね~。
月ちゃんも、あげても、「?」という顔します(笑)。
もともと二頭とも、顎が細いタイプではありますよね。
だから、強くなるのか?はわかりませんが、歯茎には良いみたいですよ。
by Mari (2015-06-22 17:41) 

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